SDGsネットワークおかやまは、岡山県内のNPO/NGOの有志による呼びかけで立ち上がったSDGsに関する岡山県内の民間組織と個人によるネットワークです

SDGs の17目標に係る岡山県内での民間による取り組みから学び行動を考えていく隔月の定例会開催を中心にしながら、連携協働による取り組みを展開していきます。

 

News & Information

活動内容

協働での学習等の開催

行政や経済団体、全国組織等と協働し、先進事例に関する勉強会などの協働の取り組みを展開しています。

若者部会

大学生や高校生などを中心とするユース部会では、学校を超えたSDGsの達成に向けた独自の取り組みを展開しています。

定例会の開催

SDGsに関する民間の取り組みを共有し17目標について理解を深めます。偶数月の第2水曜日に開催しています。

楽衆会の開催

もっとSDGsについて知りたい方向けの講座。17目標、169ターゲットを解説後、SDGsカードゲームを体験し、楽しく理解を深めていきます。

協働での社会提言

山陽新聞社と協働しながら、140周年シンポジウムの事前ワークショップを定例会と併催すると共に、「宣言」を策定しました。

SDGsの啓発

SDGsに関する研修会や学習会への講師派遣を行うことや、SDGsに関するイベントへの共催や協力などを行っています。

山陽新聞140周年記念シンポジウムとの連携

「令和時代の岡山宣言」について
山陽新聞社の創刊140周年を記念した連続5回のシンポジウム開催について、これまでSDGsネットワークおかやまもその企画運営について山陽新聞社と協働して取り組んできました。
今回、その成果をまとめた「令和時代の岡山宣言」を作成・公表し、賛同者を募集しております。
賛同いただける方は宣言文末尾のフォームにてお願いいたします。

令和時代の岡山宣言

政府は地方創生の旗を振ってきましたが、東京一極集中は進み、地方の衰退に歯止めがかかりません。人口減少が本格化する令和時代は、「拡大・成長」を追い続けた昭和時代とそれを引きずった平成時代から発想を変え、「持続可能性」を目指していくことも必要です。危機的な状況の中で、持続可能な地域をいかにつくっていくのか。私たちは、1年余りにわたったシンポジウムを通じて模索してきました。

 まず手がかりとしたのが、一極集中に代表される「都市集中型」の社会から「地方分散型」の社会へ早期に転換しなければ日本は行き詰まる、というAI(人工知能)の予測でした。そして、地方分散型社会を実現するための道筋を話し合いました。

 生活の足元から暮らしを見直すことが必要です。便利で楽だとして外部依存を強めていくことで失われたものを取り戻したい。域外に最もお金を流失させているエネルギーを地元の再生可能エネルギーになるべく置き換えていく。地元の産品の購入や地元の店で買うことなどによって、地産地消を進め、地域内の経済循環を高めていきましょう。

それにより地域の高齢者らが「生産者」などとして生きがいを持ち、健康寿命を延ばす可能性も出てくるでしょう。地域に根ざしたライフスタイルによって、真の豊かさや幸福につながることにもなります。

地域資源の再生こそが、日本を再生する近道になるでしょう。コミュニティービジネスやソーシャルビジネスなどによる小さな雇用を積み重ね、地域でお金が回り、自立していくことが重要です。起業家に寄りそう創業支援やチャレンジしやすい環境づくりを行う。地域ファンドを設け、自分たちで使い道を決める仕組みをつくり、地域にイノベーションを起こして市民自治を目指します。長期の目線で社会変革を促す意思を込めた温かなお金の流れを重視したい。志を持った『志民』やローカルが新しい暮らしをつくる局面に来ています。

公共交通が衰退している現状では、地域が持続可能でなくなります。車依存の悪循環を絶ち、公共交通を便利にすることで外出を促し、歩いて楽しい街にしてにぎわいや人々の出会いを生み出す。温室効果ガス削減など環境を改善し、歩く距離を増やして健康を促進する。そのためにも地域公共交通を競争から協調へ変え、基幹交通と生活交通を組み合わせたネットワークをつくりたい。住民が行政などとともに適切な仕組みをつくっていく「自治の力」が求められます。地域で人と人を結ぶ場所づくりやコミュニティーの形成も求められます。

持続可能な地域づくりのために、次世代の担い手の育成は欠かせません。今向き合っている情報化社会は、規格品を大量生産することによって豊かになる高度成長期などの工業社会とは違います。答えのない課題に挑んで新しい知識や価値を創造することが求められます。これまでのような学校内だけの学習では実現せず、地域社会を舞台とした学びの場が必要です。学校外の人々や魅力を知り、地域課題の解決を考える探究型の「地域学」を深めていく。そのためには、幼小中高や大学、自治体、企業、NPOなど地域が連携することが欠かせません。支えるチームをつくってビジョンを持って推進していく。学校と地域をつなぐコーディネーターの果たす役割は大きく、その育成や支援する組織づくりも重要です。地域への理解や愛着を持った人材の育成は、地方創生の第一歩となるでしょう。

シンポジウムを通じて強調されてきたのは、人やモノ、お金が外に出ていく流れを変え、地域での循環を高めるとともに、地域の人々のつながりを強めて支え合うことでした。シンポジウムに集った人々の出会いも生かして自分事として関わり、地域循環型の共生社会を推進していきましょう。



山陽新聞社
SDGsネットワークおかやま

「令和時代の岡山宣言」賛同署名フォーム

上記の「令和時代の岡山宣言」に賛同をいただける方は以下のフォーム入力をお願いします。

    facebookページにて情報配信をしています。セミナーやイベント、活動の様子についてご覧いただけます。